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ヨガコラム

ヨガにはどんな種類があるの?自分にぴったりのヨガはどう選ぶ?

Category ハタヨガ, ヨガ全般, 陰ヨガ

ヨガとひと口に言っても、その種類や流派は様々。

運動量や、元になる考え方にも違いがあり、

アクティブ系からリラックス系まで幅広く、難易度も異なります。

ここでは私が経験したことのある4つ(ハタヨガ、ホットヨガ、アシュタンガヨガ、陰ヨガ)をご紹介します。

ハタヨガ

体を使って行うヨガ全般を指します。

ですから後述するヨガも、ハタヨガの中の○○と捉えた方がいいでしょう。

ハタヨガの「hatha(ハタ)」とは、「ha(ハ)」は太陽や陽を意味し、「tha(タ)」は月や陰を意味します。

つまり、ハタヨガとは、対極にある2つのエネルギーを結びつけ、バランスを取り、調和した状態を目指すヨガです。

体を動かすアーサナ中心のハタヨガはヨガ初心者でもわかりやすく結果も感じやすいといえます。

続けることで、柔軟性が上がる、筋力がつく、自分にとってちょうどいい体型になる(体重が落ちる)など体への結果がまず見えてきます。

そしてアーサナの練習を続けていくと、いつしか精神的な効果もある、と感じるようになるでしょう。

ここが単なるエクササイズと異なるところで、呼吸と共に動くことで、心と身体が繋がり、バランスよく肉体面と精神面を鍛えていくことが出来ます。

ハタヨガの中でも様々なテーマのクラスがあります。

(ベーシック、リラックス、肩凝り改善、シェイプアップetc.)

ヨガを始めようと思ったらまずはここから。自分の気分や状態に合わせてクラスを選ぶといいです。

ホットヨガ

高温多湿であるインドの環境に近づける為に、暖房を入れて温めた部屋で行うヨガです。

室温39度前後、湿度55%〜65%に設定し行うので、発汗量が多くデトックスに効果的といわれます。

何もしていなくても汗が出てくるくらい暑い中で、ポーズを20種類ぐらいとることが多いようです。

途中、水分の補給も忘れずにしましょう。

汗を大量にかき、運動量も多いヨガとなります。

温かい部屋で行うことで体がほぐれ、いつもより柔軟性が高まりますが、やり過ぎてオーバーストレッチにならないよう注意が必要です。

あとは、単純にサウナ等暑いのが苦手な人にはおすすめしません。(私もこのタイプです…)

血行促進し代謝が上がることで太りにくい体になり、免疫力が高まるともいわれていますし、お水をたくさん飲むので便秘解消にも繋がったり、と合う人には様々な効果が期待できます。

汗をたくさんかくことでストレス発散になり、達成感や爽快感を味わえるのが魅力ですね。

アシュタンガヨガ

呼吸に合わせ、流れるようにポーズをとっていくヴィンヤサスタイルで、パワー系の代表的なヨガといえます。

私もかつてハマり、スタジオに通っていました。

決められたポーズを決められた順番で進めていき、途切れることなく続けていくので、かなり運動量が多く、常温なのに滝汗が流れることも。

太陽礼拝から立位、座位、フィニッシングとポーズの順番が決められていて、動作と呼吸のタイミングや、目線を定める位置も決まっています。

日々同じ流れで練習しますが、「1% Theory ! 99% Practice !!」の格言にあるように、とにかく練習の中で自分の状態や微細な変化に気づくようになっていきます。

ダイナミックでエネルギッシュなポーズが続くので、終わった後は爽快感を得られます。

そして、たくさん動いた後の最後のシャバーサナ の気持ちよさは格別。

流れの途中で人によっては、辛かったり、きついポーズも出てくることもありますが、このシャバーサナを味わうと、またやりたくなってしまうのです。

アシュタンガヨガには、いくつかのルールがあります。

たとえば、

・練習前は食事をしない

・練習中は水を飲まない

・満月、新月は練習をお休みする

・月経の1〜3日目まではお休みする

等、これはごく一部で他にもいろいろ。

これらのルールが設けられているのは、「アシュタンガ」が八支則に則っており、その実践も目的としている為です。

肉体的な部分だけでなく、精神的にも働きかけるのです。

陰ヨガ

陰ヨガとは、ポーズを3〜5分と長めにキープし、筋肉を緩め脱力することで、じっくりと体の奥深くをほぐしていくもの。

筋肉のストレッチだけでなく、結合組織に働きかけることにより、関節可動域を広げることが出来るのも魅力のひとつ。

ミニマムな動きだから、どんな人でも生活に取り入れやすく、自分に合わせた強度で行えます。

深くリラックスでき、睡眠の質が向上し、目覚めがよくなり、その結果集中力も高まるので、日中のパフォーマンスも向上も期待できます。

心も内観に向かいやすいので、単なるエクササイズではない本来のヨガの目的により近づいていけると感じています。

寝る前に行うのもおすすめで、パジャマのままベッドの上でやり、そのまま入眠すると、朝までぐっすりよく眠れます。

ジム等で筋トレを頑張っている人にもおすすめします。

力を抜いて、緩めることでバランスをとることができます。

日々忙しなく過ごしていると、ポーズをキープする3分がものすご〜く長く感じたり、ソワソワして落ち着かなかったりします。

頭の中にたくさんの思考が流れ、うるさく感じたり。

それが陰ヨガを続けていると、静かなポイントを見つけることができ、自分の考え方の癖や、自分ではない何かからの影響にも気づきやすくなりました。

これは私の場合です。

静かに自分を深く見つめる陰ヨガは、人により訪れる気づきや変化も異なると思います。

ゆったりとリラックスしたヨガをやりたい人、内省により自分を見つめたい人、動じない自分になりたいと思う方には特におすすめします。

まとめ

ここでは4種をご紹介しましたが、まだまだたくさんのヨガが存在します。

たくさん動きたいのか、リラックスしたいのか。

他のエクササイズでなく、なぜヨガをやろうと思うのか。

自分と対話しながら、まずはいろんなクラスを体験してみるといいでしょう。

自分に合うスタイルや、ピンと来る素敵なインストラクターに出会えたらいいですね。

ヨガは本来自分で深めていくもの、ご自身の感覚を大切に選んでみてください。

このコラムのコラムニスト

naoko

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