ヨガのバンダって何?3つのバンダを朝の習慣にしよう!
Category ヨガ全般
前回のムーラバンダに続き、ウディヤナバンダとジャーランダラバンダを紹介します。
この2つのバンダは同時に行います。
バンダを行うことで、呼吸によって取り込んだプラーナを体内に保持しコントロールします。
ムーラバンダで湧き上がったエネルギーを、ウディヤナバンダで体の中心に集め、ジャーランダラバンダで上から抜けないようフタをする。
バンダは、3つを連動させて体内のエネルギーを活性化させ、保ち、さらに滞りを流す働きをします。
ウディヤナバンダの効果
・内蔵の働きが活性化
・体幹が整う
・下腹ぽっこりの解消
・ムーラバンダで留めたエネルギーを全身に循環させる
ジャーランダラバンダの効果
・甲状腺や自律神経に働きかける
・リラックス効果
・ホルモンの調整
・身体の中のプラーナが抜けないようにする
ウディヤナバンダとジャーランダラバンダのやり方
・妊娠中の方は練習できません。
・生理中の方も3日目くらいまでは避けましょう。
・排泄後、空腹時に行いましょう。
基本の姿勢は、
安定して肩幅に足を開き立ちます。
息を吐きながらしゃがむか、中腰の姿勢になり、下に降りながら息を全部吐ききります。
膝が痛い方は中腰の方がいいですね。
その時々の体の状態に合わせ、負担のない姿勢を選びましょう。
息を全て吐ききったら、中腰で膝に手を置き、手に体重をかけます。
腕で体を支えている状態。
手首に違和感のある方は、少し肘を緩めておきましょう。
この姿勢になると、お腹の力が抜けた状態になります。
この時背中を真っ直ぐにしていると、お腹の力は抜けないので注意!
背中は丸め、緊張をといて。
お腹を触って確認してみましょう。
お腹がふにゃふにゃで、指が入っていくようならOK、力が抜けています。
バンダの練習はどれも体の構造を用いて行うもので、自分の意思で力を加えません。
ウディヤナバンダはお腹で行うプラーナの流れに関わる練習。
バンダを行う場所の力が抜けていることが必須なのです。
このとき同時に軽く顎を引きます。
これがジャーランダラバンダ。
ウディヤナバンダと一緒に軽くジャーランダラバンダを行います。
息が止まった状態で力が抜けた状態でお腹に意識を向けると、圧がかかり、内臓が上に引き上がる感覚が自然と起こります。
この時、ぎゅっと息を止めようとせず、吸っても吐いてもいない状態を保持しています。
息を止めようして、体が緊張して力んでしまわないようにしましょう。
息を吸いたくなったら、一度しゃがんで、吸いながら起きます。
まとめ
お腹に意識を向ける経験があまりない方はウディヤナバンダの感覚を掴みにくいかもしれません。
ウディヤナバンダができるようになる期間は人により結構差があります。
それでもこの方法を続けていくと、ある日突然できる時が来る、というパターンが多いようです。
はじめのうちはまだ呼吸が浅く、すぐに苦しくなってしまうこともあります。
こちらも日々できる分だけ練習を重ねていくことで、長くできるようになっていきます。