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ヨガコラム

最高のリラックスを得るヨガニードラとは何か?そのやり方と効果をご紹介。

Category ヨガ全般

「ヨガニードラ」というワードを聞いたことがある方も多いですよね。

「ニードラ」とはサンスクリットで“眠り”を意味します。

つまり「ヨガニードラ」は「ヨガの眠り」、深いリラクゼーションを得ることができます。

やり方と効果をご紹介します。

ヨガニードラとは

仰向けに寝転がったまま、インストラクターの説明を聞きながら行っていきます。

体を動かすのではなく、内観をすることで心身の健康を目指していきます。 

ここでいう「ヨガの眠り」は実際に寝てしまうのではありません。

全身をリラックスさせて瞑想状態へと入るのが特徴です。

ポーズではなく力を抜いて寝転がっているだけなので、誰でも取り入れることができます。

目を閉じて、インストラクターのガイダンスを聞きながら、自分の内側へと集中していきます。

ヨガニードラは「10分の練習で1時間の、30分で4時間の睡眠に匹敵する効果」といわれています。

それでいて、通常の睡眠よりも深いリラクゼーション作用を得られることもあるので、寝ても疲れが解消しない等お疲れ気味の方には特に取り入れていただきたい方法です。

「究極のリラクゼーション方法」とされ、世界中に広まっています。

ヨガニードラのやり方

仰向けの姿勢になり、目を閉じて、インスタラクターのガイダンスを聞きながら、身体の各部位を一つ一つ解放していきます。

体の部位を誘導に従って開放していきましょう。

ご自身でやる場合は、足の先から少しずつ力を抜いていきましょう。

体の各パーツに意識を順番に向けていき、吐く息と共に力を手放し、リラックスしていきます。

初めはアプリや動画の音声を聞きながら手順を覚えるのも良いと思います。

そうです、ただ力を抜いて、身を任せて寝転がるだけです。

この「ただ力を抜くだけ」がはじめは意外と難しいものです。

やっていくうちにだんだんと感覚としてわかり、ご自身でリラックスするのが上手になってきたと感じると思います。

ここで大切なのが呼吸。

だからといって、深い呼吸にと頑張ってコントロールしようとしなくていいのです。

自然に、自然に、体のペースに任せます。

体はいつもバランスをとろうとするので、安心して任せてみましょう。

体が呼吸をしているのを感じてみてください。

空気が鼻、喉、肋骨を自然に流れ、肺が拡大と収縮を繰り返す様子、呼吸するごとに腹部が上がったり下がったりするのを観察しよう。

目を閉じているので、感覚として感じるのです。

呼吸するたびに、エネルギ ーが体全体を通って流れる様子をただ感じます。

一回一回の呼吸が変化していることに気づくと思います。

仰向けに寝ているのがツラいという方は、クッションや毛布などで適宜調整されるといいですよ。

心地よくいられる状態が一番。

自分にとって何が心地いいのか知ることもとても大切です。

ヨガニードラの効果

究極の深いリラックス状態を体験できる

日々の緊張した脳や体の状態から、ヨガニードラにより深いリラックス状態に入ります。

眠っているようで眠ってはいない、心を穏やかな状態へと留めます。

そうすると筋肉の緊張が緩み、心拍数はゆっくりとなっていき、血圧も下がります。

この時脳波はリラックス状態へと変化し、リラックスのα波と、眠りに入るときのθ(シータ)波となり、保たれるそうです。

このθ波は瞑想が深まった状態の時にも発生が確認されています。

つまりヨガニードラは深い瞑想状態でもあるわけですね。

・心身のバランスが整う

ヨガニードラの瞑想状態の中で、深い記憶や潜在意識にアクセスし、不安や心配など抑制していた感情と向き合い解放することもあります。

手放すことで、本来備わっている治癒力が甦り、自分自身を癒やしていきます。

それにより、ストレスを軽減する、眠りの質を高め肉体疲労を回復させる、記憶力・想像力・集中力を高める等、本来の自分を取り戻すような効果が期待できます。

睡眠の質がよくなる

前述のリラックス状態で発生する脳波であるα波が出ている時、幸せホルモンといわれるセロトニンが出やすくなるそうです。

幸せホルモンが分泌されると、体も心もが安心感を覚え緩んでいきます。

疲れている時は日中の緊張感(交感神経)と睡眠のリラックス状態(副交感神経)切り替えがうまくいかず、寝ても疲れが取れないことがありますが、ヨガニードラではスムーズに切り替えることができます。

ベッドで行い、そのまま眠りにつけば、眠りの質も向上します。

寝ている間の修復も捗り、翌朝スッキリと寝覚められるでしょう。

このように、睡眠の質が上がることにより、日々の良い循環をつくることができます。

もちろん、睡眠前以外で休憩として取り入れても、心身がスッキリとし、良いリフレッシュとなります。

まとめ

ヨガニードラで大切なのは委ねること。

忙しい毎日を過ごしていると、ついつい自分でコントロールしたくなってしまうこともあるかもしれません。

けれど「委ねる」「任せる」方がうまくいくこともよくあります。

ありのままの自分を受け入れる。

その練習としても最適なのではないかと思います。

そして何より本当に心地いい。

ヨガは体を動かすばかりではありません。

疲れた時、眠る前、自分を深く見つめたい時、リフレッシュしたい時etc.

少し仰向けになり、心身を委ねる時間をとってみましょう。

このコラムのコラムニスト

naoko

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