アーサナ以外のヨガはどんな方法がある?八支則におけるアーサナとは?
Category ヨガ全般
ポーズをとるイメージが一般的かもしれないヨガですが、実はヨガの基本は6つあります。
ポーズだけでなく、様々な練習方法があるのです。
ヨガの6つの基本
アーサナ:ヨガのポーズ
プラナヤマ:呼吸法
ディヤーナ:瞑想
ムードラ:手印
バンダ:プラーナの練習方法
クリヤ:浄化法
運動的要素だけでなく、他の方法もあわせて実践していくとより楽しいし、練習が深まっていきます。
八支則におけるアーサナとは
では、ヨガの八支則において、アーサナはどのようにいわれているかというと、
瞑想を深めるための「座法」なのです。
体のどこかが凝っていたり、姿勢が悪い状態が癖づいていると長く座っているのは困難ですよね。
瞑想に集中するには、体と心を安定させる姿勢でいられることが必要。
アーサナは、血流やプラーナの流れの変化に関わる練習となります。
身体機能が正常に働くために、柔軟性と筋力を養い、安定さを生み出すことを目的に行うものなのですね。
それでは、安定感はどんなときに生まれるでしょうか。
その答えは、身体の機能が最大限に活かされる時です。
「私が、自分1人でヨガをする」とか「このポーズを攻略する!」ではなく、
自然の摂理や身体の構造を用いて、調和のとれた状態でポーズをとると、
無理な力や頑張りは必要なく、ふわっと軽く身体が持ち上がったり、ポーズをキープできたりします。
身体の緊張がないので、当然心地よく、マットに接地している面がしっかりと付いているので安定感も生まれます。
ちなみに、マットへの接地面が大きいほど身体は安定するし、心にも安心感が生まれます。
ヨガにはさまざまな解釈や流派があり、危ないので目は開けている方が良いといわれることもあります。
ただ、目は閉じていた方が身体の内側の感覚はよく伝わってきますよね。
そして、目を閉じて長くポーズをキープしていられるということは、それほど安定していられるという表れでもあるでしょう。
一つ一つのポーズは、ゆっくり、じっくり、丁寧に。
身体と対話しながら行いましょう。
「心地良い」というのは、身体の声がきこえているということ。
普段から身体の感覚をよく感じとるようにしていれば、ケガの予兆である違和感にも気づきます。
それはインストラクターのアジャストよりも信頼できる確かな感覚といっても過言ではないでしょう。
日によって、または1日の中でも時間帯により、身体のコンディションは異なります。
その時々の集中の度合いや練習の深さによっても変わってきます。
つまり、昨日できても、今日はできないこともあるし、逆もまた然り。
だからこそ、身体の声をきき、無理な動きをしない。
その時にできる、適切な練習を日々続けていくのが一番です。
まとめ
とある完成形のイメージをゴールと捉えるのではなく、入る時くら出る時まで丁寧に感じながら行うことが大切。
よくいわれるように、アーサナは安定と快適さが鍵です。
さらに、アーサナ以外の方法も取り入れてみると、結果アーサナの上達も早まっていきます。
せっかくヨガをするなら、身体がもつ叡智が引き出されるような練習をしたいですね。