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ヨガコラム

ヨガとはどんなもの?

Category ハタヨガ

ヨガとはポーズをとるエクササイズではなく、生き方そのものだといいます。
ヨガはサンスクリット語で「繋ぐ」「調和」「道」などを意味する言葉。
今の自分と向き合うこと、自分を客観的に見ること、自分をコントロールすることもヨガといえるでしょう。
八支則や経典を指針として生きることもまたヨガですし、ヨガとは何かという問いへの明確な答えは人それぞれかもしれません。

ヨガ的な生き方を実践するには、
・呼吸法
・アーサナ(ポーズ)
・浄化法
・瞑想法
等があり、それぞれとても奥深いけれど、初心者でも無理なく生活に取り入れていくことが可能です。

呼吸法

ヨガでは呼吸はとても大切です。
様々な呼吸法があり、健康になったり、気の通り道を浄化したり、心をコントロールすることを目的としています。
無意識になりがちな呼吸をコントロールすることで、体や心を活性化するといわれています。
呼吸法に取り組んでいくと、心が平穏になり、自分を俯瞰して見られるようになるでしょう。

アーサナ(ポーズ)

多くの人がイメージするヨガはこのアーサナではないでしょうか。
実は体が柔らかくなったり、難しいポーズをとることが目的ではありません。
それはあくまで副次的効果で、本来アーサナは、瞑想を深める為のもの。
長く座っていられる体に整える為にあります。
昔々、古典的なヨガのポーズは座法という座ってやるものでした。
その後『ハタヨガプラディピカー』により動きのあるポーズが生まれます。
それら80数種類をベースとして発展し、現在はたくさんのポーズがあります。
ポーズをとる上で大切なのは、安定していて快適であること。
無理にがんばったりしない、かといって楽をしすぎない。そのバランス。
常に自分の体に起きていることを観察し、集中する。
続けていくと、心身ともに健康になり、心と身体が一体である感覚が感じられるようになります。

浄化法

ヨガでは清潔にすることも重要だとされます。
八支則の中でも、「シャウチャ」という清潔で純粋な状態に保つという教えがあります。
お風呂に入ったり、清潔な服を着たり、部屋を掃除していつも清潔な状態にしておくことですが、これらは日々の生活の中で実践しやすいですよね。
体、心、考えを綺麗にすることで、ヨガの最終目的である「サマディ(悟り)」へ達する準備をしていくのです。
具体的な浄化法もいろいろありますが、アーサナで体を良い状態に整えたり、呼吸法で心や体を綺麗にすることもこの浄化に繋がるといえるでしょう。

瞑想法

ヨガにおいて瞑想とは自分自身と対話していくこと。
そして、悟りを開く為の最終段階ともいわれます。
ストレスフルな毎日で、とかく心と体が分離しがちな私たちですが、瞑想を実践することでそれを一つに結びます。
さらに自分の存在を深く見つめていくことで、結果として心身ともにリラックスし、落ち着いた判断や行動ができるようになる等、瞑想は心と体に多大な効果をもたらします。
はじめのうちはいろんな思考が浮かんで中々難しいものですが、無心の状態になり、静けさの中に身を置くのはとても心地よい感覚です。

ここで紹介した4つ以外にも、ヨガの最終目的である「サマディ(悟り)」を目指す方法として、食事、性、自然、神様、宇宙などに対する考え方があり、それらはインドのサーンキャ哲学がベースとなっています。
どこまでも壮大な感じがしますが、私たちの日々の生活で実践出来ることがたくさんあります。
ヨガの生き方は「自分を大切にする」ところが大きいと感じています。
その結果自分のやりたい事を心の奥から見つけ出し、行動し、なりたい自分になる。
いつも答えは自分の中から見つけることができる。
私自身、ヨガはそんな状態へ共に自分を持っていってくれると実感しています。

ハーモニアスでは、ヨガの伝統と私たちの現代生活というリアリティを融合させることを目指しています。

このコラムのコラムニスト

naoko

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